〈良い上司 見ざる言わざる 褒め上手〉。サラリーマン川柳(第一生命保険主催)の過去の入選作品から拾った。現実には褒め上手の上司に巡り会える人はまれだ
東京地裁は先日「(男性の契約社員に)嫌がらせ目的で精神的苦痛を与えた」として、元上司に慰謝料の支払いを命じる判決を出した。「たばこ臭い」と言って長期間、冬でも大型扇風機の強風を直近から当てるなどした
そこまでするか、の例その二。2年前、北陸の某市役所で課長補佐が若い男性職員の髪にライターで火を付けた。「髪が長い」と注意したあとの出来事。けがはなかったが、停職1カ月の懲戒処分を受けた
サラリーマン川柳には〈社の中に 松の廊下が あったなら〉というのもあった。どんなにひどい上司でも松の廊下とは物騒だ。〈「課長いる?」 返ったこたえは 「いりません!」〉程度で憂さを晴らすにとどめよう
参考までに、上司に暴言を吐いた県職員が減給処分を受けた例が関東であった。50代の女性職員だった。所長や次長らの席に近づいて「ぼけなす」などと、多い日には10回前後も大声で言った
話の枠を広げてもう一例。「悪代官」と批判された市長がいた。批判した前助役と3年前の函館市長選を争い、負けた前市長が発言の謝罪を求めて提訴した。今春の判決で敗訴した。時代劇になぞらえた悪口などは許容範囲、ということならば、これも参考になる。
春秋 西日本新聞 2010年8月2日
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