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がんばらずに 気楽にいくのがいいね みんなで笑いあった 昼下がり・・・春秋 八葉蓮華

 風と話ができる女性がいる。陽(ひ)射(ざ)しとだって、話せる。詩をつくった。〈風が/硝(がら)子(す)戸(ど)を叩(たた)くので/中に入れてあげた/そしたら〉

 〈陽射しまで入って来て/三人で おしゃべり〉と続く。「風と陽射しと私」という題が付けられている。栃木県宇都宮市の柴田トヨさん。このほど98歳で初めて詩集を出した。タイトルは「くじけないで」(飛鳥新社)

 風と陽射しは聞く。〈独りで寂しくないかい?〉。柴田さんは答える。〈人間 所(しょ)詮(せん)は独りよ〉。淡々と会話は進む。〈がんばらずに/気楽にいくのがいいね/みんなで笑いあった/昼下がり〉

 栃木で生まれた柴田さんは裕福な米穀商の一人娘だった。10代のころ家が傾き、奉公に出た。B29の空襲時は乳飲み子を抱えて防空壕(ごう)の中で震えた。今は64歳の一人息子が週1日、ヘルパーさんが週6日来てくれる

 風と太陽を友だちにしたことで日々の心の風景が変わった。92歳で詩を作り始めた。産経新聞の投稿欄「朝の詩(うた)」に掲載されたのが励みになった。自分の言葉で詩と向き合った。自然界の友だちはいろいろ質問してくる。「体はどうだい?」「少しは庭でも歩いたら?」

 〈風が 耳元で/「もうそろそろ/あの世に/行きましょう」/なんて 猫(ねこ)撫(な)で声で/誘うのよ〉で始まる作品もある。題は「返事」。やり残したことがあるからこっちにいるわと返事すると〈困った顔をして/すーっと帰って行った〉。

春秋 西日本新聞 2010年6月11日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
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