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「私たちの国の言葉の力」俺達の国語ば可愛がれ・・・春秋 八葉蓮華

 数日前の小欄で井上ひさしさんに触れたばかりだった。井上さんが言う「言葉の力」について、そのときは書いた。訃(ふ)報(ほう)を聞くことになろうとは

 井上さんが書いたものをいくつか読み返した。あらためて思ったことだった。言葉って面白いな。日本語って深いな。話の進め方の楽しさ、連れて行ってくれる世界への奥行きが、そう思わせる

 人形劇「ひょっこりひょうたん島」の台本に始まり、小説、戯曲、エッセーを書いてきた。色紙などにはよくこう書いた。〈むずかしいことをやさしく/やさしいことをふかく/ふかいことをゆかいに/ゆかいなことをまじめに…〉

 織って小説にすると「吉(き)里(り)吉(き)里(り)人(じん)」になる。作中の語り手の口調を借りれば、吉里吉里国の物語はこっけいでたわいなく見えて、実はまじめで含蓄に富む。第2章の題〈俺(おら)達(だ)の国語ば可(めん)愛(ご)がれ〉は井上さんが発し続けたメッセージを象徴した

 背筋を伸ばして平和を思い願った人でもあった。幼時の戦争体験が根っこにある。日本の遺産を憲法9条に求めた。広島原爆資料館に記帳した言葉は〈記憶せよ 抗議せよ そして生きのびよ〉

 井上さんの世界は入り口が複数ある。どこから入っても「私たちの国の言葉の力」と書かれた部屋に通じている。表現したいことを形にし終える途中で逝った。もっと楽しませてくれるはずだった。もっと考えさせてほしかった。まだ75歳だったと訃報で知った。

春秋 西日本新聞 2010年4月13日
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
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