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人は言葉で心を凍らせることができる。心でポカポカとくるむこともできる・・・春秋 八葉蓮華

 日本新聞協会は「新聞を読んで幸せな気持ちになった記事」を毎年募集している。この「ハッピーニュース・キャンペーン」には毎回1万点前後の応募がある

 選ばれる記事には、重い病気や障害がある人のことについて書かれたものが少なくない。知的障害や視覚障害がある長崎県佐世保市の少年が「ピアノの弾き語りでCDデビュー」を紹介した本紙記事が選ばれたこともあった

 数日前に小欄で書いた元プロ野球選手、赤星憲広さんが福祉施設や病院に毎年車いすを贈ってきた話も、4年前に「人」欄で紹介した毎日新聞の記事がハッピーニュースの一つに選ばれている

 近年の入選記事の見出しから拾ってみよう。〈障害児乗せ タクシー運転手ら一緒に遠足 ドライブ30年〉〈障害者や高齢者 安全に横断 信号「青」5秒間延長 投書の願いに応え〉…

 〈5歳の障害児に手作り服〉というのもあった。市販の衣類だとアレルギー反応を起こす寝たきりの障害児のために、ドレスメーカー学院の学生たちが肌に優しくて着替えも簡単な服をこしらえた。授業の一環として3カ月かけた(北海道新聞)

 「心がぽかぽかするニュース」のタイトルで文芸春秋が毎年まとめて出版している。障害者に対しては先日来、鹿児島県阿久根市の市長が問題発言を繰り返して全国ニュースになった。人は言葉で心を凍らせることができる。心でポカポカとくるむこともできる。

 春秋 西日本新聞 2009年12月26日
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民主交響楽団「お披露目演奏会」不協和音が目立った・・・春秋 八葉蓮華

 男が一度はやってみたい職業には「オーケストラの指揮者」が入っていることが多い。歳末恒例の「第9」コンサートでの指揮ぶりを見ていると、なるほどと思う

 一度はなってみたいものに総理大臣が入っていた時代もあった。鳩山由紀夫氏の場合はどうだったのかはさておき、首相の横顔の趣味欄にはクラシック音楽鑑賞とある。鑑賞の域にとどまらない

 自身を指揮者にたとえてきた。民主党幹部連を前にいわく。「オーケストラでいうなら皆さんはいい演奏者。それを調和させればいいハーモニーになる。そのための指揮者として頑張りたい」

 確かに演奏者はそろっている。が、ここまで続いた「お披露目演奏会」では不協和音が目立った。指揮者ではなく、民主交響楽団を仕切る党幹事長という名のコンサートマスターを見ながら演奏している人もいる

 音合わせをしたのかどうかさえ怪しい場面が普天間基地問題などで見られた。来年度予算案の出来を含め、最初の演奏曲目「マニフェスト交響曲」に対する国民の採点は総じて低い。首相の元秘書2人が偽装献金問題で起訴され、事態は暗さを増す

 ベートーベンの交響曲第9番は、苦難を越えて「歓喜の歌」に至る。民主党の交響曲のほうは「第1楽章が終わったばかり」とみる人もいる。「第4楽章までいけば『第9』と同様に苦難の後の歓喜を国民に」と首相は言うかもしれない。そんなには待てない。

 春秋 西日本新聞 2009年12月25日
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雨の甲子園での守備で見せたダイビング捕球が現役最後のプレー・・・春秋 八葉蓮華

 入団してくる若者もいれば、退団するベテランもいる。円熟期を迎えるはずが突然の引退に追い込まれた選手も…。33歳の赤星憲広さん。試合中に負った痛みが「脊(せき)髄(ずい)損傷」と診断された

 阪神タイガースの外野手だった。小柄ながら人気があった。ランナーで出ると相手球団は足の速さを極度に恐れた。警戒をかいくぐって5年連続で盗塁王になっている

 盗塁の数だけ車いすを病院や福祉施設に贈ってきた。3歳年下の女性ファンがきっかけだった。女性は骨肉腫で闘病中で、足の切断を余儀なくされた。「シんだほうがまし」。そう話していると家族から聞かされた

 赤星さんは「優勝して車いすをプレゼントする」と女性を励ます。「それに乗って、いつか球場に応援にきてください」。贈る前に亡くなった。最初にファンになってくれた人でもあった。忘れないために、車いすを必要とする人に贈り続けた

 足の不自由な人からのファンレターをたくさんもらった。「私たちができないことを赤星さんがやってくれる。頑張れ!」。闘志むき出しのプレーで応えた。今年9月、雨の甲子園での守備で見せたダイビング捕球が現役最後のプレーになった

 師走のプロ球界は契約更改の話題が多い。赤星さんの場合は、車いす利用者用のトイレやスロープを造ってほしい、といった球場設備に関する要求に費やす時間のほうが、年俸をめぐる時間よりも長かったという。

 春秋 西日本新聞 2009年12月21日
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来年のことを言うと鬼が笑う、鬼の居ぬ間に・・・春秋 八葉蓮華

 中国のことわざにいわく。「水を飲む人は井戸を掘った人を忘れない」。1972年の日中国交正常化を先導した田中角栄元首相の記憶と一緒に語られることもある

 忘れていない証しが、先週、角栄氏の直系である小沢一郎民主党幹事長への態度にも見られた。人民大会堂で出迎えた胡錦濤国家主席は、同行した民主党議員140人と握手する厚遇ぶりだった

 同じ日、東京では首相官邸が宮内庁に対して、中国の習近平国家副主席と天皇陛下との特例会見を認めるよう指示した。手続き上の問題などから宮内庁は難色を示していた。小沢氏の意向が働いたのだろうか

 その日はもう一つの動きが見られた。小沢氏と距離を置く岡田克也外相、前原誠司国土交通相ら7人が都内で渡部恒三元衆院副議長を囲んだ。「鬼の居ぬ間に洗濯」という日本のことわざを引く向きもある

 この7人を渡部氏は、リーダー候補として「民主党の七奉行」と呼んできた。自民党にいたころ「竹下派七奉行」の一人と呼ばれた渡部氏は今は「民主党の水戸黄門」を自任する。「黄門さまを囲む新七奉行」の図にはきな臭さも漂う

 さっき少し触れた鬼と時代劇をつないでいえば「鬼平」が浮かぶ。江戸の町ににらみを利かせた。永田町でにらみを利かす小沢氏は、七奉行とのつばぜり合いもあり得る年明け後のあれこれに策を巡らせているやも知れぬ。来年のことを言うと鬼が笑うだろうか。

 春秋 西日本新聞 2009年12月15日
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チャレンジドは、挑戦という使命や課題、チャンスを与えられた人々・・・春秋 八葉蓮華

 チャレンジは挑戦などを意味する。チャレンジャーは挑戦者。手元にある1990年発行の英和辞典を引いてみた。類する単語は、ほかに「チャレンジング」(挑発的な、などの意)があるだけ

 最近発行された英和辞典を書店で調べると、違っていた。「チャレンジド」が加わっている。「困難を背負った」「ハンディのある」の意で使われている。「障ガイ者のこと」と書いたものもある

 「チャレンジド」が毎号出てくる機関誌がある。特定非営利活動法人(NPO法人)クックルー・ステップ(福岡市中央区)が発行する「クックルー通信」だ。チャレンジド・キッズ(障ガイ児)の親たちが作っている

 最新号は「がんばってるよ! チャレンジドのみんな」の特集だった。学校を卒業したあと、一般企業で働くのが困難なチャレンジドが通う施設はどんなところかを、福岡市内で複数取材して紹介している

 レストランの2階で調理や菓子づくりをしている多機能型事業所がある。紙すき作業などの傍ら外出・旅行支援をする生活介護事業所もある。各種イベントでの演奏活動などをしている通所授産施設も

 「チャレンジドは、挑戦という使命や課題、チャンスを与えられた人々」。NPO法人クックルー・ステップはそう「定義」する。神戸市で社会福祉法人の理事長を務める竹中ナミさんから学んだという。チャレンジドの能力が生かされる日本に早くしたい。

 春秋 西日本新聞 2009年12月4日
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20年「子どもの権利条約」銀も金も玉も何せむに勝れる宝子に及かめやも・・・春秋 八葉蓮華

 「子どもの権利条約」が国連総会で採択されて今月で20年になる。世界中の子どもたちが等しく持つ権利を確認し合った国際条約だ

 国連児童基金(ユニセフ)は先日、報告書を発表した。今も約10億人の子どもに十分な食料などが与えられていないという。無関係でいられる国はない。子どもが享受すべき権利はモノだけではないからだ

 条文を見てみよう。福岡県「子ども会議」が九州の言葉に“翻訳”したものがあるから、そこから引く。〈…子どもにひどかことばしたり、子どもの命や自由をうばったりすることはできん。そんため、国は、いろいろ努力をするったい…〉

 国の施策には限りがある。遺棄される新生児の悲劇をなくそう、と熊本市の慈恵病院が一昨年5月に設置した「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)もその一つ。匿名で受け入れてきた

 2年余で51人が預けられた。多くの小さな命を民間の「ゆりかご」が救ったことになる。後日の電話連絡などによって約7割の親が分かっている。「戸籍に入れたくなかった」「不倫だから」など身勝手な理由が多いことも

 「子どもの権利条約」の約40年前に日本は独自の「児童憲章」を制定している。明治期に来日した欧米人は、子どもたちを大切にする日本の情景に感嘆した。さかのぼれば、万葉集に収められた山上憶良の歌に行き着く。〈銀(しろかね)も金(くがね)も玉(たま)も何(なに)せむに勝(まさ)れる宝(たから)子(こ)に及(し)かめやも〉

 春秋 西日本新聞 2009年11月30日
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こんな日本でいいのか?「物申す」ジョン・レノンに笑われる・・・春秋 八葉蓮華

 「世の中、こんなことでいいのか?」。時代への怒りをこめ、政治状況に「物申す」歌手もロック音楽の世界は生んできた

 近年ではアイルランドのボノさんが代表する。アフリカのヒン困撲滅を掲げて活動し、欧米の指導者とも会う。米国ではブルース・スプリングスティーンさんが浮かぶ。イラク戦争に反対して反ブッシュの旗を振った

 様子は異なるが、日本では、今春亡くなった忌野清志郎さんを思い出す。「こんな日本でいいのか?」。そんなメッセージを、時に過激な表現で若い世代に発してきた。享年58。「物申す」ロック歌手の灯が日本から消えたような感じもしたが…

 きのうの新聞を見て、そうかこの人がいた、と思ったことだった。70歳の内田裕也さん。言動の奇抜さなどでは忌野さんの上を行く。おとといは、国民の視線を集めた行政刷新会議の「事業仕分け」最終日を会場で傍聴したという

 「日本のロックンローラーは政治に関心が薄い。ジョン・レノンに笑われる」と話していたそうだ。事業仕分けの感想を聞かれると、民主党の取り組み自体は評価しながらも「あら探しが多いな」

 政治全体を見渡して国会議員の給与カットを注文していた。「まず自分たちがやってから(仕分けを)やれってんだ」。民主党の政権公約には「無駄遣い削減」の一つとして「衆院定数を80減」とある。ロックンローラーふうにいえば、そこんとこもヨロシク。

 春秋 西日本新聞 2009年11月29日
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生誕80年「向田邦子の世界」共鳴し合い、一つの方向に向き直る・・・春秋 八葉蓮華

 トランプを横に4枚ずつ並べていく。上下左右あるいは斜めに同じ数字がくれば取り除き、すき間を詰めて並べ続ける

 なかなか取り除けず何列にもなった最後の方で、2枚がそろった途端にくっつき始め、全部なくなることがある。作家の沢木耕太郎さんが「この最後の瞬間に似たカタルシスを感じる」と評したエッセーを残した人がいる

 向田邦子さんだ。エッセーには挿話がいくつもばらまかれている。「勝手な方向を向いていた挿話が、最後の数行とエッセーの題が共鳴し合い、一つの方向に向き直る」と沢木さん(向田邦子著「父の詫(わ)び状」文春文庫の解説から)

 コラムニストの山本夏彦さんは「向田邦子は突然あらわれてほとんど名人である」と評した。借りていえば向田さんは「記憶を読む名人」だった。台湾の航空機事故で亡くなって28年になる

 今年は向田さんのことが新聞によく出た。自作の草稿を音読したカセットテープや、少女期の文集が見つかった。「寺内貫太郎一家」から「あ・うん」まで、脚本家であり小説家であり随筆家でもあった多才な人の、11月28日は生誕80年

 向田さんは家族や友や猫については多くを語ったが自らの本質についてはほとんど語らなかった(沢木さん)。語ったものがどこかで眠っていないだろうか。見つかれば、幾通りもの「向田邦子の世界」がそのエッセーの最後のように一つの方向に向き直るかもしれない。

 春秋 西日本新聞 2009年11月28日
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見よ、勇者は帰る「音楽の母」ヘンデル没後250年・・・春秋 八葉蓮華

 師走が近い。歳末商戦の飾り付けに忙しい街なかではそろそろクリスマスにちなむ音楽が流れ始めるころだ

 年の瀬の音楽といえばベートーベンの「第9」も浮かぶ。クラシック音楽ならヘンデルのオラトリオ(聖譚(せいたん)曲)「メサイア」を挙げる人もいよう。そのなかの「ハレルヤコーラス」が有名。聴けば「ああコレか」となる

 聴衆や観衆が一斉に立ち上がって拍手することをスタンディングオベーションと言う。「メサイア」がロンドンで初演されたとき、ハレルヤコーラスで英国王が立ち上がって拍手し、周りも倣ったのが最初、とも聞く

 ヘンデルは17世紀後半にドイツで生まれた。同じ年に同じ国で生まれた人にバッハがいる。バッハは終生をドイツで過ごし、ヘンデルはイタリアで修業して英国で成功した。ともに晩年に白内障を患って同じ医者にかかったが、生涯を通じて一度も出会うことはなかった

 「音楽の父」バッハと「音楽の母」ヘンデル。聴く機会はバッハのほうが多い。ヘンデルと知らずに耳になじんだ曲もある。例えばオラトリオ「マカベウスのユダ」のなかの「見よ、勇者は帰る」(勝利をたたえる歌)

 運動会の表彰式を思い出す。聴けば誰もが「ああコレね」となる。今でもスポーツ大会の表彰式の定番曲といっていい。「大相撲千秋楽の表彰式でもおなじみ」と記事で読んだ(日曜日に確かめてみよう)。今年はヘンデル没後250年。

 春秋 西日本新聞 2009年11月27日
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